1979年10月
1979年10月
山日記には「峠駅は、ホームに上がって改札を通り、待合室に入り切符を買う変な駅だ。」と書いてあります。
前日、霧の中を天元台から東大巓を越えて姥湯に降りました。姥湯では道の脇に露天風呂があって、是非にも泊まりたかったのですが、紅葉シーズンとのことで断られ、更に下って滑川温泉に泊まりました。
滑川温泉では「旅籠にご案内」ということで、入った部屋の柱は黒く光り、畳は一部ウェーブがかかっていました。夕餉の後、温泉に浸かり、降り出した雨音や火鉢で沸くお湯の音を聞いて過ごしました。
朝は新しいお湯と梅干しのおめざが出ました。一つ一つが時代劇のシーンのような得難い体験でした。
夕食：
鯉の甘露煮、鯉の刺身、ナメコ入りダイコンおろし、ほうれん草のお浸し、隠元の白胡麻和え、漬け物、味噌汁、ご飯
朝食：
ロースハム、もやし、のり、半ゆで卵、新香、味噌汁（豆腐・ナメコ）、ご飯
朝食後、滑川大滝を見に行きました。紅葉と滝の綺麗な写真が撮れました。持参したカメラは蛇腹式の 6x6版カメラで、これも時代がかったものでした。上の写真もこのカメラで撮りました。
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